腕時計
大学から寮までの帰り道。朝に自転車で来なかったことに後悔した。
またため息が出る。
とぼとぼ歩いていると、赤いレンガの敷き詰めた道の少し浮き上がったところにつまずいた。
「杏子〜!」
うしろから杏子を呼ぶ声が聞こえた。振り返ると少しウェーブのかかったやわらかそうな長い髪を揺らしながら、千寛が走ってきた。「杏子〜今日暇?」
「暇っちゃ暇だけど?」
「ほんと!今日飲み会があるんだけどね、女の子の人数が足りなくて。来れないかな?」
「合コンかぁ。別にいいけど…あたし、密かに本日誕生日だよ。」
「え?おめでとう!言ってよ〜!お祝いしたのにぃ…あ〜!飲み会がてら一緒に杏子の誕生日パーティもやろうよ!我ながらいい案じゃない?」
「なんか誕生日に合コンかぁ。あたしかなり可哀想な感じだね。」
「まあまあそんなこと言わないで楽しもうよ!6時にに寮の前集合ね。」
千寛と別れ、今日はせっかくの誕生日だから、早歩きで部屋に戻った。
またため息が出る。
とぼとぼ歩いていると、赤いレンガの敷き詰めた道の少し浮き上がったところにつまずいた。
「杏子〜!」
うしろから杏子を呼ぶ声が聞こえた。振り返ると少しウェーブのかかったやわらかそうな長い髪を揺らしながら、千寛が走ってきた。「杏子〜今日暇?」
「暇っちゃ暇だけど?」
「ほんと!今日飲み会があるんだけどね、女の子の人数が足りなくて。来れないかな?」
「合コンかぁ。別にいいけど…あたし、密かに本日誕生日だよ。」
「え?おめでとう!言ってよ〜!お祝いしたのにぃ…あ〜!飲み会がてら一緒に杏子の誕生日パーティもやろうよ!我ながらいい案じゃない?」
「なんか誕生日に合コンかぁ。あたしかなり可哀想な感じだね。」
「まあまあそんなこと言わないで楽しもうよ!6時にに寮の前集合ね。」
千寛と別れ、今日はせっかくの誕生日だから、早歩きで部屋に戻った。