君が、イチバン。
「若咲さんは、お酒は飲めますか?」
缶コーヒーを空けた私の横に一条さんが距離をとって座る。
「ええ、一応。ビールしか飲めませんけど」
カクテルや焼酎は悪酔いするから飲めないんだよね。
「そうですか。今度歓迎会もかねての飲み会がありますから」
「え?悪いですよ、かまいません」
すぐに申し出を遠慮する私に
「飲みたい人ばかりですから。歓迎会にかこつけただけですよ。」
一条さんは苦笑して言ったけど、確かにお酒の強そうなメンバーだとも思う。
「分かりました」素直に頷いた私に、一条さんは、そういえば思い出した、というように形良い眉をあげて、
「若咲さんは彼氏はいないんですか?」
何度目かの質問をくれた。答えは以下略である。