せーしゅん。【短編集Ⅲ】


泣きながら一生懸命歌っていた。



「そんなに悲しいのかな…」




“旅立ち”


“友との別れ”



………“別れ”



僕は隣でじっと体育館の中を眺める


キヤを見つめた。




もし…キヤが居なくなったら…



僕もあんなふうに泣くのだろうか…。





僕たちもあの壁にぶつかるんだ…。


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