秘密な私の愛しき人
そんわけないよ。私と洸くんが釣り合うわけないじゃん。まぁ琉ちゃんと釣り合ってるとはいえないけどねι


「だから知らない人から見ればって話。よく2人で仲よさそうに帰ったり話したりしているから」


「洸くん、たまに家に来るからね!」


……美佳…なんかいつもみたいに冷やかしたりしてこないや…


「それに…穂樺気付いてる?風内くんが笑顔になるのって穂樺の前だけってこと」


えっ…?


「そんなことないよ。私、何回も笑ってるとこ見たことあるし」


今日も廊下で友達と仲良く話してたのを見た。


「そうだね。でも…学校で心から笑っているのは穂樺の前だけだと思う…」


美佳の顔が少し陰った気がした。

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