Love Step
「ゆきちゃん!熱があるじゃないっ」



額に手を置くと、かなり熱く引っ込めてしまったがもう一度あてる。



大きな声に周囲の人に注目を浴びてしまった。



「杏梨、座って……」



視線に気づいて杏梨は言われた通り元の席に座った。



「ゆきちゃん、帰ろう すごい熱だよ ううん 病院へ行った方がいいかも」



山田さんが言いたかったのはこのことだったんだ。



「薬はもらってあるから大丈夫」



杏梨にばれてしまい自分が情けなくなった。



額に手を置きため息を吐く。



「ゆきちゃん、つらいでしょう?早く帰ろう?」



杏梨の心配そうな顔を見て申し訳なく思う。



ゆっくり楽しみたかったが、だんだん熱が上がってきているようでこれ以上は無理だった。



「すまない、この埋め合わせは必ずするよ」


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