★あいつは教育係☆
密室に二人きりとか......やばくね?

理性保っとかねーとな。



「ありがとう!」

綾菜がいきなりお礼を言ってきたから、ちょっとビックリした......



俺が、元気でたかって言ったら、綾菜が不思議そうな顔した。

だから......
本当は言いたくねーけど......

「雅哉さんが好きだったんだろ?」

って言ったら

綾菜は何でバレてんの?っていうような顔してた。

バレバレだっつーの。

俺以外の人も気付いていると思うぜ?

まぁ、雅哉さんは気付いてないと思うけどな。

意外と鈍いから。



綾菜は暫く黙っていたけど、その後

「また何処かに連れて行ってね?」

って言ってきた。

......やべ。
嬉しいんだけど......

でも俺は

素直じゃないから

「気が向いたらな。」

って......

はぁ......

何で俺ってこうなんだろ。

しょうがねーだろ。

本気で好きになったのは、初めてなんだから!



ってか......

綾菜、何ニヤニヤしてんの?

気持ちわりーな......

でも、可愛い......

矛盾してんな。

俺。



キス......

したいな。

でも、いきなりしたら、嫌われるかな?



......頬だったら......

チュッ。

俺は綾菜の頬にキスをした。



......怒られるかなぁって思ったけど、綾菜はただ顔を真っ赤にしていた。



本当可愛い奴だな。
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