翡翠の姫君

向かう先は




【レオside】





「レオ殿下!!
どうされました?」




「あぁ、ちょっと剣の練習中にな」



そこまで言って、右腕を出した。





「ちょっと待っててください。」




ガクはそう言って部屋の奥から消毒液や包帯やらを持ってきた。




「どうぞ。お座りください。」




「あぁ、悪いな。」




差し出された椅子に座ると、早速ガクが慣れた手つきで手当てしてくれる。








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