もし、会えたなら
「俺、ミジンコって
呼ばれてたからなあ。」
ポイッとアイスの紙屑を
ゴミ箱に投げて
立ち上がる、あたし。
すぐに優哉に寄り添い
あるきだす。
『ミジンコ?また、なんで?』
「わっかんねえけど
岸田がつけた。」
愛先輩がか。
愛先輩らしいっちゃらしい。
『あたしなんか
マリモだしなあ!
生きてんのかさえ
分からない!って話し!』
「俺なんか顕微鏡
つかわなきゃ
いるかさえ分からねぇよ!」
‥プッ
『なんかバカップルじゃん!』
笑いながら
あたしが言う。
「俺はバカップルでもいい!」
真顔で言うから
本当に爆笑しちゃった。
『まあ‥ね!
羽山先輩はミソだしね!
あ、メールしてたときね?
七月に!!誕生日同じじゃん?
運命だ!とか言ってた~
かわいいよね、羽山先輩!』
‥‥あれ?
「ふーん‥。
羽山はそんな小さい世界で
運命とか決めるんだな。」
あれ?なんか怒ってる!?
怖いというか
なんていうか。
‥もしかしてヤキモチ?
『でも、あたしの
運命は優哉だから!』