もし、会えたなら
覚えて‥たんだ。
大会の時の何気ない会話とか
メールで話したこととか。

『でも、あたし
身長は優哉より小さいよ!』

「俺は小さい子のが好き!」

もう完全なあたしの負け。
とことん、あたしは
優哉に弱いってことを
痛いほど、つきつけられた。


『そういえば
羽山先輩の片想い実のった?』


‥‥あれ?

「はああ?ミソの片想い?」

『優哉、耳痛い。』

わざと笑いながら
耳を塞ぐ、あたし。

「わりぃ。だれ?」

聞いてないのか‥
じゃあ、あたしだけかな?
メールで聞いてんの。

『なんでもなあい!!』

笑顔でごまかす、あたし。

「教えて、癒実。」

笑ってたかと
思ったら急に真顔。

もう~。

『演劇部の部長らしい‥。』

もう本当に弱い。

「内緒にしとくな!
にしても、あんま可愛く
ねえじゃん!!」

そうなんだ。

あはははは‥
優哉は本当にコロコロ変わる。
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