ソプラノ
「もう、そろそろやな、行こか?」









俊介が時計を見て、俺と柚に言った。










「そうだね、じゃあ行こっか!」






柚はソファーに置いてあったポーチを持つと、「また後でね」と陸と由希に手を振った。










「よし、俺らも最後の打ち合わせ行くか!」






陸が由希の腕を引っ張り、ドアを開ける。










俺は、由希の頭に乗っていないといけない物が無い事に気付き、由希に声をかける。









「おい、由希、ティアラは?」








ただ、控え室に置いてあるのだろうと思ったが、一応聞いてみた。












「え?・・・・・あれ!?」







由希は頭を触るなり、大きな声を出す。









「あれ!?って、お前、まさか・・・・・」






陸が急に焦りだし、由希もパニック状態だ。
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