離れられない恋
さ~、駅に行きましょうか!
『あのっ!すいません!ちょっといいですか??』
「へ?あたしですか?」
『そうです、あなたです!』
目の前にスーツをきた
若い女性。
きれ―
『私、Lovergの小波と申します。
Lovergって事務所ご存知ですか?』
えっ?Lovergって
あのモデルのみぃちゃんとか
たしか、
小山 隆気も・・・
でもなんで?
「知ってますけど・・・何か?」
『ありがとうございます。あの簡単に言っちゃうと
これスカウトなんですが・・・』
えっ?
えっ?
スカウト?
あたしが?
『すごくスタイルもよくて、
お顔立ちもきれいでぜひ
Lovergの専属モデルに
なってほしいんですが・・・』
「え?え、えええ?
あたしですか?間違えてないですか?
だって、あたし・・・
しかも、あの、そんな
信じれません!」
よく言った自分!
東京なんか怪しいんだから!!
『あ、そうですよね。東京
東京危ないですもんね。
すいません。でもほんとに
安心してください!
大手Lovergの一社員です。』
でもな~、怪しそうに見えないよ
小波さん?だっけ?
『えっと、お名前だけ
教えていただいても
よろしいですか?』
「三神・・まいです・・」