離れられない恋


『じゃあ、よかったらこれ
 名刺ですので。決断されたら
 お電話いただけますか?
 本当にLovergのモデルに
 なってほしいんです!
 お願いします!』

「あっはい・・・」

気づいたら返事をしていた。

『でわ。』

「さようなら。」

そのあと家に帰っても
ずっと頭の中は
モデルの文字。

すごく嬉しいけど、
どうしよう。


『ただいま~』

「あっおかえり!」

「あのねお母さん、
 今日、モデルにスカウトされたの・・・」

そして全部の内容を話した。



『自分がやりたいならやりなさいよ?
 悔いが残るだけ!』

「うん!でも、ちょっと疑っちゃって・・」

『もう~、お母さんが確かめてあげる!』

って言って

パソコンでLovergの電話番号
調べて、かけてくれた。

『本当に今日の人Lovergの人!
 今小波さんって人と話してるけど
 出る?』

「う、うんっ!」

こうして
あたしは

モデルになった。
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