君だけのもの
あたしが玄関で靴を履いていると、日悠が来た。
「もしかして、妬いた?」
は?あたしが日悠に?
…でも…そうなのかも…。
よくわかんないけど…。
「ち、違うよ!!」
あたしは、恥ずかしくなって日悠に背を向けた。
「嘘つくなよ。」
日悠はあたしの耳元で、そう囁くと、あたしの頬に軽くキスをした。
「ちょっと!!」
あたし絶対に顔赤い…。
でも…嫌じゃない…。
あたし、どうしたんだろ…おかしくなっちゃたよ…。