君だけのもの

あたしは部屋に行って、制服を脱いだ。


「Tシャツないし…日悠の借りよ…。」

最近あたしは、日悠のTシャツを借りることか多々ある。

そんなことをしてる自分を凄いと思う…。


日悠の部屋に行って、Tシャツを借りて着た。

すると、今まで日悠が載った雑誌があった。

雑誌をきちんと、とってることが以外だった。



何冊かあるうちの一冊をとって見てみた。

「…女と撮ってるし…。しかもセミヌードだし…。」

なんかムカつく!!

こんな女にそんな顔向けないで。

好きになっちゃうじゃん。日悠の馬鹿…。

ムカつく!!!

「陽奈?」

そこに日悠が入ってきた。

「日悠の馬鹿…。」

あたしは日悠に聞こえない程の声で呟いた。

「何?」

案の定、日悠には聞こえてない。

「何でもない…ただ日悠にムカついただけ。Tシャツ借りるね。」

そう言って、あたしは日悠の横を抜けた。


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