君だけのもの
校内を見ながら、外に向かう。
「可愛い子…ねぇ…。」
俺の思う、可愛い子と優馬が思う、可愛い子は、かなり違うと思う…。
そう思いながら、階段を下りると…
ドンッ!
「あっ!ごめんなさい。」
…ん‐可愛い…?
見た感じ、背もそれなりに高いし、スタイルもいい…かな…。
「ごっごめんなさい!」
俺が見すぎたのか…そいつは、階段を逃げる様に上がってった。
それから、外に出て愛弥の所に行った。
「何しに来たの?」
「ん‐…スカウト…かな?」
俺は、近くにあった椅子に座った。
「あ‐…そっかぁ。まぁ可愛い子多いからね♪」
「優馬の仕事なのにねぇ…。」
俺はわざとらしく溜め息をついた。
俺が悪いんだけどね♪
「でも、日悠彼女つくった方がいいよ?」
愛弥が、隣の椅子に座って言った。