君だけのもの


校内を見ながら、外に向かう。

「可愛い子…ねぇ…。」


俺の思う、可愛い子と優馬が思う、可愛い子は、かなり違うと思う…。



そう思いながら、階段を下りると…

ドンッ!



「あっ!ごめんなさい。」


…ん‐可愛い…?
見た感じ、背もそれなりに高いし、スタイルもいい…かな…。


「ごっごめんなさい!」

俺が見すぎたのか…そいつは、階段を逃げる様に上がってった。



それから、外に出て愛弥の所に行った。


「何しに来たの?」


「ん‐…スカウト…かな?」

俺は、近くにあった椅子に座った。

「あ‐…そっかぁ。まぁ可愛い子多いからね♪」

「優馬の仕事なのにねぇ…。」

俺はわざとらしく溜め息をついた。

俺が悪いんだけどね♪

「でも、日悠彼女つくった方がいいよ?」


愛弥が、隣の椅子に座って言った。



< 19 / 204 >

この作品をシェア

pagetop