女性に声をかける10年
どうやら、京都に一人暮ししてる、大学1年の女子大生。姉の結婚式で横浜に帰省…土曜日に帰るつもりが、急遽呼び出されて金曜日に来ることに…指定席がとれず…もう最悪・・・といった愚痴を俺に話してくれた。

俺「結婚式は何回目?」
女「初めてです!超楽しみぃ!」
(可愛い女の子の目になった)
俺「女の子は綺麗な格好するから、男は嬉しいよ」
女「そうですよね!華やかですよね!」
俺「その点、男は同じようなスーツばっかでつまんないでしょ」
女「私の周りスーツ好きばっかりですよ!」
俺「嬉しいね」

女「社会人の知り合いいないから・・・」
俺「社会人とデートしたことないの?」
女「ないですよぉ。やっぱ車とか持ってるんですか?」
俺「ときどき乗るね。ドライブデートとかね。」
女「ドライブとかないですよぉ」
俺「連れてってあげよっか?」
女「いやいや、無理でしょ!京都ですよ」
俺「そうだね。でもなんかの機会に・・・って感じとかね。」
女「そうですねぇ。あればいいですねぇ。」

強引に誘わない・・・興味から期待に変わるのを待ってみると話がしやすい。

俺「もしかしたらって事もあるから、連絡先を交換する?」
女「えぇぇ」
俺「嫌ならやめといた方がいいよね」
女「嫌じゃないですけどぉ」
俺「心配かな?」
女「こういうので交換したことないから・・・」
俺「まぁ、簡単に教えない…方が安全だよね。」
女「うーん」
俺「でも、俺も忙しいから連絡先交換したところで、連絡できないかもしれないけど・・・」
女「やっぱ社会人ってそうなんですか?」
俺「そうだね、だから一応交換する程度だよね」
女「…」


携帯を出してみる。
特に返事がないが、交換の準備をする。

俺「俺から赤外線で送る?」
女「…ちょっと待ってください。」


携帯を出してくれた。
なんとなく番号交換成功!
楽しく話して、新横浜に到着。
親が迎えにきているとのことなので、ホームで別れた。

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