女性に声をかける10年
次の日は姉の結婚式。
親と会った後は、たぶん忙しいから連絡しなかった。
15時から披露宴との話。
たぶん17時過ぎに終わって、親族はバタバタ。
たぶん18時過ぎに、新郎新婦は2次会へ。
たぶん親族は2次会に呼ばれず、19時くらいに女の子は暇になる・・・はず!

19時にメールした。
俺『結婚式楽しんでるかな?』
(2分程度で返信)
女『披露宴終わって、ホテルの部屋に戻ったとこです。することないですね。』

電話した。
俺「もしもし。着替えた?」
女「えぇ、いきなりそれですか?これからです。」
俺「華やかなドレス姿が見たくてね」
女「まだ着替えてないですけど…見るのは無理じゃないですか?」
俺「今から行くよ」
女「えぇぇ」
俺「だからまだ着替えないでね。」
女「いいですけどぉ…」

わりとすんなりOK。

俺「道すいてれば30分くらいだから」
女「どこ行けばいいですか?」
俺「ホテルの前に止めて電話するよ」
女「分かりました」

親に見られるとちょっと問題かな?・・・と思いつつも、目の前まで迎えに行くことで、お姫様気分になってくれます。


ホテル前に着きました。
電話する前に、女の子は待っててくれました。
(いい女の子だな・・・)

ちょっと通り過ぎてから、車を止めます。
車を出たら、女の子が気がつきました。
小走りで近づいてくるのが可愛い!!

俺「久しぶり」
女「昨日会いましたよぉ」

近づいてきました。
ドレスの白いリボンが可愛い!!
ドアを開けてあげます。

女「あっ!ありがとうございます!」
俺「どうぞ…」

ドレス姿で乗るのに慣れない感じが可愛い。

俺も車に乗ります。
女「すみません、来てもらっちゃって…」
俺「いや、俺が見たいって言ったんだよ」
女「そうですけどぉ…」
俺「車出して平気?」
女「はい!」

車を出したら、楽しそうになった。
山下公園から首都高に乗り、ベイブリッジ。

ベイブリッジから湾岸線へ・・・。

あんまり俺から話しかけなくっても、「わー」とか「へー」とかで、景色を楽しんでる。

あとは「あれ何ですか?」と聞かれる。大きな工場が珍しいらしく、そんな話をしていた。

< 17 / 38 >

この作品をシェア

pagetop