女性に声をかける10年
土曜日…
朝から携帯を見てしまった…

昼って言ってたじゃないか…

頭では分かっていても携帯を見てしまう…

昼になった…
携帯を片手に…
画面を眺めてしまう…

時間が経つ…
握り締めた携帯から目が離せない…

夕方になって…
日が暮れて…

夜になって気がつく…
今日なにも食べていない…

もうかかってこない…
そんなことは夕方から頭をよぎっていたが、考えようとしない自分がいた。

20時…
電話が鳴った…

違う女の子からだった…
いつもなら、女性からの電話を喜ぶが、この日は人妻からの電話ではないことが、残念で仕方なかった。
気分転換に女の子とドライブに行った…しかし心は満たされなかった…。

この後しばらく俺は不安定になった…寂しさをまぎらわすために、女の子を誘いまくる…抱きまくる…。

しかし…

余計に寂しくなる。

3週に1度くらい人妻と関係を持つ…一番満たされる時間だ…

だが…

次がいつか分からない…
こちらから連絡できない…

つらかった…
毎日、心を締め付けられた…

出会って一年が経ち…
昼休みの職場に人妻がきた…

女「仕事辞めることになって…」
俺「あっ…そうなんですか…」

突然で…職場で…混乱した。

女「今までありがとうございました。」

深々と礼をされた。

俺「いえ…こちらこそ…」

人妻は、そのまま近くの人にも挨拶してまわって、いなくなった。

その後電話がこなくなった。

1ヶ月が過ぎて…

初めて自分から電話した…
「…現在使われておりません…」
繋がらなかった…

胸にぽか~んと穴があいた気分だった…

しかし…
会えないと諦めたら、なぜか不安定だった俺は安定した…他の女の子とも楽しい時間が過ごせるようになった…

人妻に溺れた一年でした…

つまらない話ですがここまでです…
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