そして俺らは走り出す
いつものように練習が終わり、下校時刻になった。
普段なら、女子のが終わるのが遅く
俺達が帰る今でも、まだ練習をしてるはず。
でも、今日は違って。
体育館の出口で、女バスと被った。
女バスって言うことは
イコール桜音もいるわけで。
つい、目で追ってしまう。
男子の方がまだ、沢山部室に残ってるということで
女子が先に出るよう促した。
レディファーストだ。
一年生から順に、挨拶をして出ていく。
勿論、俺に対しても挨拶をした。
俺が返事をしたのを聞くと、きゃーきゃー騒ぎながら走って行ってしまった。
それを見てた女バスのキャプテン、佐藤 梨沙(サトウ リサ)が声をかけてきた。
「モテるキャプテンは大変だねぇ」
というか、冷やかしだった。
「るっせ」
本当に気になる奴に挨拶されなきゃ、意味ねーよ。
そんな感情もあり、梨沙を冷たくあしらう。
「もー、冷たいなぁ」
ぷーっと頬を膨らませるが、可愛くもなんともない。
だいたい、見た目からして可愛いってタイプじゃないんだって、コイツは。
背はバスケをやってる女子にしちゃ、まぁまぁの167cm。
髪の毛は、束ねる気は全くありませんと言いたげな、ショートカット。
目は、元からだと思われる細めの一重。
部活が部活なので、化粧っ気も何もない。
こんな奴が少し、可愛い動作をしたからって
なんとも思わない。
寧ろ、アイツにやってほしいとか思う。
必至に下を向いて、俺と全く目を合わせないようにしているアイツに……。
普段なら、女子のが終わるのが遅く
俺達が帰る今でも、まだ練習をしてるはず。
でも、今日は違って。
体育館の出口で、女バスと被った。
女バスって言うことは
イコール桜音もいるわけで。
つい、目で追ってしまう。
男子の方がまだ、沢山部室に残ってるということで
女子が先に出るよう促した。
レディファーストだ。
一年生から順に、挨拶をして出ていく。
勿論、俺に対しても挨拶をした。
俺が返事をしたのを聞くと、きゃーきゃー騒ぎながら走って行ってしまった。
それを見てた女バスのキャプテン、佐藤 梨沙(サトウ リサ)が声をかけてきた。
「モテるキャプテンは大変だねぇ」
というか、冷やかしだった。
「るっせ」
本当に気になる奴に挨拶されなきゃ、意味ねーよ。
そんな感情もあり、梨沙を冷たくあしらう。
「もー、冷たいなぁ」
ぷーっと頬を膨らませるが、可愛くもなんともない。
だいたい、見た目からして可愛いってタイプじゃないんだって、コイツは。
背はバスケをやってる女子にしちゃ、まぁまぁの167cm。
髪の毛は、束ねる気は全くありませんと言いたげな、ショートカット。
目は、元からだと思われる細めの一重。
部活が部活なので、化粧っ気も何もない。
こんな奴が少し、可愛い動作をしたからって
なんとも思わない。
寧ろ、アイツにやってほしいとか思う。
必至に下を向いて、俺と全く目を合わせないようにしているアイツに……。