そして俺らは走り出す
ヤベェ……。


すっげぇ嬉しい。



特別な意味は無いって分かってるし、期待をするつもりもない。


でも

今この瞬間、俺のことを少しでも意識してくれたって…

これは事実だ。



あれ?


「おーい、紘嵩…」


あれれ?



「お前、顔真っ赤だぞ?」





















心臓って
こんなに速く動くものだったか――?








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