不器用な先輩




私は、なんだかその雰囲気が好きでクラスの子たちなんて忘れて、支度が終わってもその会話を聞いてしまっていた。




「あれ?あやっち支度終わってんのかよ~」


「あ、はい。2人の会話がよくて聞いてました。」



「もう!話しかけてよね!」


と真由子も怒ったように言う。



「ごめんごめん。」


「じゃあ、あやっちいこー!」


「はい。じゃあ、真由子ばいばい。」



「はいはい。じゃあね」



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