私(獣師)と、あいつ(神獣)


首を傾げて、もう一度ベットに寝転がった私は、真っ白な天井をずっと見ているのにも飽きて
目をゆっくりと閉じ、そしてまた眠りの世界へと落ちてしまった。












―――――――――・・・・・・・・・・












・・・・・・・・?













妙な浮遊感に身体が包まれ、私は八割ほど眠ったまま起きた。
と言っても、ほとんど寝ている様なもので、目を開けるのが面倒で目は閉じたまま、意識だけは薄っすらと、と言う感じ。
それが、夢なのか、現実なのかの判別も危ういのだが。








・・・・・・・・・せんせい、かな・・・










身体を上体だけ起こされ、そのまま背中の湿布をはがされる。








あ・・・・張り替え、か・・・・













「・・・・く・・・・・・か」












えぇ・・・?何ですか・・・・?












良く聞こえないまま、真新しい湿布を背中に付けられる。
温くなって、慣れていた湿布の感覚とは違い、新しく付けられた湿布はとても冷たく、私は少し意識が覚醒した。



目を少し開けて、見てみると














・・・・・・・・・・赤・・・・・・?



















それを最後に、また私は眠ってしまったようだ。



















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