私(獣師)と、あいつ(神獣)
今度こそ、目を覚まし、私はベットから出て大きく伸びをした。
もう、余り背中の痛みは無く、随分楽になったので保健室を出て、職員室に居るであろう、先生にお礼を言いに行く。
「失礼しまーす・・・。あの、保険の先生はどちらに・・・・」
私は、近くに居た先生に声を掛けて尋ねると、先生は不思議そうに首を傾げ
「え?先生なら、今日は休みで居ないけど・・・・・・どうかしたの?」
と、言った。
「・・・・・・・え?いや、あの、私さっきまで保健室のベットで寝ていて、それで湿布も貼って貰ったんですけど・・・・」
「あら、そうなの?じゃあ、お友達にやって貰ったんじゃないかしら?
・・・・・うん、きっとそうよ。だって、朝から先生は居なかったもの。」
「え・・・・・」
先生は、そう言って、「他に保健室、誰かいたかしら?」と聞いて来たので、いいえ、と答えた。
先生、じゃないの・・・・?
じゃあ、誰・・・・・・?