私(獣師)と、あいつ(神獣)
「は。」
思考停止。
・・・・・・まさか
・・・・・・・・・・まさか、あの、あいつが?
「それでn「ははははははははははははははははは」Σえっ、や、弥生???;」
いやいやいやいやいやいやいやいや―――――――――
あり得ないから!!!!
「はは、無いわ―!」
少し頭が可笑しくなった私が笑うと、優希は急に真面目な顔になって
「な、何言ってんの!いい?零斗君はねー、気を失ったあんたをまず、優しーく起こしてから、そのまま抱き上げて、保健室まで連れて行ってくれたんだから!!
もう、本当に格好良かったのよ―!ヤバイ私、惚れたかも。」
うっわぁ・・・・・頭が、痛い。
あ・・・・あいつが、″優しく″?起こして?抱き上げて?保健室?
あ、どうしよう。想像しただけで吐き気が。
「無理無理。あいつに限ってそんな事ある訳が無い、と言うかあって良い筈が無い。」
「あんたって・・・・・;」
優希はかなり、呆れた顔で溜息をついた。
ありえないそんな事、絶対、絶対あり得ない。
そんなの、ウソに決まってる。
そんなの・・・・・・
・・・・?また、胸付近が痛くなった。
「私、病院行こうかな・・・・・。」
「え?そりゃまぁ、念の為に見て貰った方が良いでしょ。」