私(獣師)と、あいつ(神獣)




「ねぇ、優希。」










「んー?」













「その、私が気を失った時、誰が、私を運んでくれたの?」













んー・・・やっぱ、先生かな?もしくは体育委員長の、田辺か・・・・
あいつ、良い奴だし。いや、良い奴って言ったら渡橋かな・・・・・・・













「あぁ!!それね!!ちょっ、それがね弥生―!実は!!」










優希は、パッと目を輝かせ、両手をパン!と鳴らしたかと思うと、私の肩を掴んで














「じ、実はっ?」










「じーつーはぁー!!あの!零斗君だったのよ―!!もー!ホント、ビックリしたんだからぁ―!!」













私をがくがくと揺さぶりながら、興奮したように言った。















「・・・・・・・・・・・は?」


















< 43 / 51 >

この作品をシェア

pagetop