もう一度・・
俺は美穂を追いかけようとしなかった・・いや・・できなかった。


美穂の今までにない決心に圧倒された・・


きっとあのときの男を好きになったんだな・・・


俺の事はもう好きじゃないのか・・



*****


俺はそのままバンドの練習に向かった・・・



だが、美穂のこともあり、調子が悪くうまくいかない。


ミスばかりする俺にメンバーは怒る・・当然だ・・


「おい、広、今度のライブまで期限せまってるんだぜ?気持ちはわかるけど、お前だけの問題じゃないんだ!」


そうメンバーの一人に言われ、俺はそのあと一人で練習をした・・。



家に帰っても、バンドのことより美穂の顔が浮かんだ・・


あんだけ別れを言われてもまだ好きなんだな・・


女友達から飲みの誘いの電話があったが無視をした・・美穂のことがいっぱいで・・


美穂・・もう他の女と会わない遊ばない・・だから・・戻ってよ・・
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