STARヒーロー★
あたしはドアに片手を伸ばしたポーズのまま固まった。
なに!!?あの人!!
まさかとは思ったけど正気じゃないって!
「りこちゃん言うんか?」
聞き慣れない関西弁。
振り返ると架院君がいた。
片手で髪を触りながらにこやかに笑いかけてくる。
ふわりと香水の香りがした。
「あ、うん」
あたしはびっくりして固まった。
まさか話しかけられるとは思ってなかったから。
「俺は架院 明っていうんや。よろしく!」
明君は人懐っこい笑顔でにっこり笑ってそう言った。
身体の強ばりを解いた。
なんか明君は話しが通じそう!
「明君よろしくね!」
関西弁の明君の笑顔につられてこっちも笑顔になる。
「てか驚くよなー。なんやレンジャーって!俺人気アイドルにしてやるって言われたんやで?」
明君はぶーぶー言って愚痴を漏らす。
…あたしと同じようなこと言われて騙されたんだな…この人。
でも明君なら本当に人気アイドルになれると思う。
付いていく人間違えたんだね…。
哀れみの視線を送った。