恋人はトップアイドル
「もー、1ヶ月くらい会ってなかったのよ?もう少し、なんかないわけ?寂しいとかさぁ。」
「馬鹿か。たかが1ヶ月だろ。」
「ほんっと冷たいんだから!」
「そういう問題か?」
俺は呆れながらそう返して、ユキの方を向いた。すると、ユキの胸元に光るネックレスに目が付いた。
「それ・・。」
「え?」
「それ、さっきのシーンでしてたか?」
俺はネックレスを指差した。
「ああこれ。してないけど。次のシーンの小道具に使おうと思って持ってきたの。可愛いでしょ。」
「お前の私物?」
「うん、最近貰ったの。お世話になってるスタイリストさんにね。可愛いから気に入って、結構つけてる。」
ユキはネックレスのトップを指で持ち上げてなぞるように触った。
ゴールドで縁取られた小さな小さな指輪みたいに丸い形が、真ん中にある小さな一粒のダイヤモンドを囲んでいた。丸い形の部分には、多分スワロフスキーがあしらわれていて、それをゴールドで縁取っているから、華やかで上品だった。
確かに、ユキに似合うな。
「それダイヤか。」
「さすがね、わかるの?」
「輝きでな。全然違うな。」
「でしょ?でも上品なのに可愛さがあって、シンプルだからなんにでも合うし、女子ってこういうプレゼントが何気に一番嬉しかったりするのよね。」
「ふーん。」
ユキの嬉しそうな顔を横目に、水を一口飲んだ。
でも頭の中には、優美の誕生日プレゼントのことがあった。
誕生日プレゼントを、実はまだ買いに行けていない。
なにをあげたらいいのか。
なにが好きか、なにが嬉しいか。
そんなことすら、俺にはわからなかった。
ただ、なんとなく、ジュエリー系か・・?とは考えていた。
「馬鹿か。たかが1ヶ月だろ。」
「ほんっと冷たいんだから!」
「そういう問題か?」
俺は呆れながらそう返して、ユキの方を向いた。すると、ユキの胸元に光るネックレスに目が付いた。
「それ・・。」
「え?」
「それ、さっきのシーンでしてたか?」
俺はネックレスを指差した。
「ああこれ。してないけど。次のシーンの小道具に使おうと思って持ってきたの。可愛いでしょ。」
「お前の私物?」
「うん、最近貰ったの。お世話になってるスタイリストさんにね。可愛いから気に入って、結構つけてる。」
ユキはネックレスのトップを指で持ち上げてなぞるように触った。
ゴールドで縁取られた小さな小さな指輪みたいに丸い形が、真ん中にある小さな一粒のダイヤモンドを囲んでいた。丸い形の部分には、多分スワロフスキーがあしらわれていて、それをゴールドで縁取っているから、華やかで上品だった。
確かに、ユキに似合うな。
「それダイヤか。」
「さすがね、わかるの?」
「輝きでな。全然違うな。」
「でしょ?でも上品なのに可愛さがあって、シンプルだからなんにでも合うし、女子ってこういうプレゼントが何気に一番嬉しかったりするのよね。」
「ふーん。」
ユキの嬉しそうな顔を横目に、水を一口飲んだ。
でも頭の中には、優美の誕生日プレゼントのことがあった。
誕生日プレゼントを、実はまだ買いに行けていない。
なにをあげたらいいのか。
なにが好きか、なにが嬉しいか。
そんなことすら、俺にはわからなかった。
ただ、なんとなく、ジュエリー系か・・?とは考えていた。