スイッチ
仕方なくリビングのソファーに座り、考え直す。 「そうだ!昨日の紫の箱だよ!」しかし箱の中には変化はない。 昨日の殴り書きのメモが入ったままだった。 「そうか、このメモを読んで、私が寝た後に実行した訳か。随分大がかりな事をしたものだ。自分達の私への仕打ちは棚に上げ… そうか、そうだったのか」だとしたら、ほおっておこう。私が居なければ、たちまち困る事は分かっていたし、私にも意地もある。 そのうちに悪びれもせず、帰ってくるさ。
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