舞姫〜MaiHime〜
『あ、空輝。おはよ。』
『こんなの暴走に連れてかなくたっていいだろ。邪魔だ。』
『空輝はいつも冷たいなあ。』
『こいつも無理っつってんだからいいだろ。』
『分かったよ。』
なんだか知らないけど。
助かったぁ。
何気にいい奴じゃん。
『じゃ、紅。学校で。』
『おう。』
蓮樹はそう言って去って言った。
『空輝!早く来いよ!』
『今行く。』
空輝も蓮樹の元へ向かう。
が。
空輝は一言。
あたしが一番聞きたくない言葉を残して部屋を出ていった。