片思い?両思い?
3年になって同じクラスになれて・・・私の持ち前の明るさからすぐに仲良くなれて。
高校も同じところに行きたくて勉強頑張ったのに・・・なにかの勘違いで、全く違う高校を受験してしまった・・・・日向さんと同じ高校に行くとばかり思ってたのにぃ~。
「あ~、夕陽は頭良くないから、俺と同じ高校は入れない」
って・・・・もっと先に聞いておくべきだった。
だって茜さんもいるし・・・絶対入るって思い込んでたんだもん。
高校が別になっちゃって、会えることがなくなって。
どうしていいかわからないときに、お兄ちゃんが日向さんに高校に慣れるまで面倒見てやって欲しいって頼んでくれて。
これはチャンスとばかりに日向さんにお願いしたんだ。
だけど・・・茜さんが彼女じゃ・・・会ったときに夕陽君が舞い上がるのは目に見えてるし。
悔しかったから、ちょっと、ほんのちょっと意地悪するつもりで
「茜さんには黙っててくださいね」
と、日向さんに言ってしまった。
日向さんもなぜか「いいよ」って頷いてくれて。
駅に迎えに来てくれたときも
「時間作ってあわせることにしたんだから、ちゃんと言えよ?」
なんて日向さんに言われて
「わかってるよ」
口を尖らせる私に
「どうかな・・・意外に円は度胸ねぇからな」
と、ニヤリと笑う。
「ひどーい」
「いやいや、ひどくないし・・・腕組むのやめろ」
「え~・・・だって緊張する。・・・何かにつかまってないと緊張して逃げ出す」
「逃げ出すって・・・そういえば俺と初めて会ったときも、小渕先輩の腕を離さなかったもんな?」
「そうだよ・・・特別な理由なんてないの。とにかく何かにつかまってないと・・・ドキドキが止まらないの・・・」
私と日向さんの関係は・・・本人同士では兄と妹みたいな関係だけど、周りから見たら・・・カップルにしか見えないことに気がついていなかったんだ。