片思い?両思い?
【円】
どうしてこんな事になってしまったんだろ。
私はただ夕陽君と話がしたかっただけなのに・・・気持ちを伝えたかっただけなのに。
茜さんをあんなに悲しませたり、日向さんを困らせたりするつもりなんて無かったのに・・・。
夕陽君に言われて家の中に入り、ソファーに座った。
口を利くことが出来なかった。
何を話せばいいのかな。
「これで満足なのか?」
そう言った夕陽君。
私が日向さんを好きだと勘違いしてる・・・そうとしか思えない。
私が好きなのは夕陽君なのに・・・。
今更告白したって、こんな意地の悪い女・・・断るに決まってる。
夕陽君を初めて見たのは、中学2年の時。
家に良く遊びに来ていた日向さんと仲良くなって・・・もう1人おにいちゃんが出来たような感覚だった。
「そういえば、俺の弟円と一緒の学年なんだけど・・」
何気ない会話からそんな話になって
「え!?日向さんて弟いたんだ?」
「おう・・・みえねぇか?」
「うん・・一人っ子だとばっかり・・・」
「そうか・・・弟は夕陽って言うんだけど・・・」
「ふ~ん」
それから友達の萌と一緒に調べたら、隣のクラスにいることがわかって、ちょっとチェックしてた。
はじめてみたときは・・・あれ?日向さんに似てないな・・・なんて印象だった。
でも、そのうち自然と目が追うようになって・・・2年の3学期に入る頃には・・・好きになってた。
調べてくれる友達は沢山いて・・・その情報によると・・・3年生の茜さんが好きらしいと言うことがわかった。
「茜さんてどんな人だろう」
好奇心で探すようになった・・・・そしたら、すっごい綺麗な人で。
ああ・・・・綺麗系が好きなのか・・・とがっかりしたっけ。