片思い?両思い?

【円】

どうしてこんな事になってしまったんだろ。

私はただ夕陽君と話がしたかっただけなのに・・・気持ちを伝えたかっただけなのに。

茜さんをあんなに悲しませたり、日向さんを困らせたりするつもりなんて無かったのに・・・。


夕陽君に言われて家の中に入り、ソファーに座った。

口を利くことが出来なかった。

何を話せばいいのかな。

「これで満足なのか?」

そう言った夕陽君。

私が日向さんを好きだと勘違いしてる・・・そうとしか思えない。

私が好きなのは夕陽君なのに・・・。


今更告白したって、こんな意地の悪い女・・・断るに決まってる。




夕陽君を初めて見たのは、中学2年の時。

家に良く遊びに来ていた日向さんと仲良くなって・・・もう1人おにいちゃんが出来たような感覚だった。

「そういえば、俺の弟円と一緒の学年なんだけど・・」

何気ない会話からそんな話になって

「え!?日向さんて弟いたんだ?」

「おう・・・みえねぇか?」

「うん・・一人っ子だとばっかり・・・」

「そうか・・・弟は夕陽って言うんだけど・・・」

「ふ~ん」

それから友達の萌と一緒に調べたら、隣のクラスにいることがわかって、ちょっとチェックしてた。

はじめてみたときは・・・あれ?日向さんに似てないな・・・なんて印象だった。

でも、そのうち自然と目が追うようになって・・・2年の3学期に入る頃には・・・好きになってた。

調べてくれる友達は沢山いて・・・その情報によると・・・3年生の茜さんが好きらしいと言うことがわかった。

「茜さんてどんな人だろう」

好奇心で探すようになった・・・・そしたら、すっごい綺麗な人で。

ああ・・・・綺麗系が好きなのか・・・とがっかりしたっけ。









< 249 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop