片思い?両思い?


「へっ?こ、告白?」

「ああ・・・それなのにさっさと行くから・・・何にも言えなかったんだよ・・・」

「あ?・・・ええ!?・・あ?・・・ええ!?・・・」

テンパッてますな。

俺はそっと小渕を抱きしめた。

「同じクラスになって、話をしていくうちに・・・好きになってた」

「・・・うん」

抱きしめていた体を離して、小渕の顔をみる。

「小渕円さん・・・俺と付き合ってください」

これは男としての俺のけじめ。


何を思ったのか小渕はいきなり立って

「はい!よろしくお願いしま・・・・ごっ」

「いってぇ~」

頭を下げた勢いで俺の頭に頭突きを・・・・この女・・・俺のせっかくの告白を!

「ああ!ご、ごめ・・・てか、痛い・・・」

頭を抑えながら誤る小渕が、すげぇ可愛くて

「あはははは」

思わず笑ってしまった。

「やだ・・も~最悪・・・何やってんの~」

「プッ・・・そんなところも好きだから心配すんな」

「う、うん」

「・・真っ赤っかですよ?」

「うっさいな。・・・恥ずかしいの!」

「ああ、そう?」

そんな意地悪を言いながらも、手は離さなかった。



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