片思い?両思い?


すごい・・・。

なんだろう・・・この展開。

絶対後で何か起こるに違いないわ・・・。

そうじゃなかったら、こんなに簡単に日向先輩と仲良くなれるはずがない。

私・・・・怪我とかするんじゃないかな。

それとも・・・お父さんがリストラとか?

お兄ちゃんが、留年とか?

お母さんが特売買いそびれるとか?

・・・いやぁああっぁっぁ。

私が幸せをもらったばかりに家族に迷惑をかけてしまうに違いないのよ・・・。


・・・お母さんの被害のレベルが低いことは気にしないのか?

茜は的外れな心配ばかりしているのだった。


家に帰り準備をすると、いつものように駅へ向かう。

そしていつものように日向先輩を探すのだ。


あ・・いた。

さっきまで一緒に話をしてたなんて・・・嘘みたい。

ホームに立っていると、話したこともなかった時に時間が戻るような気がした。





でも、それは過去の話だということが分かる。

日向先輩が手を振ってくれているから。

私はまだ手を振り替えすことが出来ず、頭を下げていた。

それを見て日向先輩は笑うのだ。

この時間がとても幸せだった。





< 48 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop