合縁奇縁~女は欲張りな生き物なのです
同時に湧き上がる歓声。

見ると、そこには見知った友と同僚の顔、顔、顔が溢れていた。

な、な、なに? この人数!

チャペル一杯に、人が溢れていた。

「裕子! おめでとう!」

「先輩! おめでとうございます!」

次々と掛けられる祝いの言葉に、胸が詰まった。

「サプライズだろ?」

あたしの隣りで雅樹が笑っていた。

「やだ、もう、なんで……」

あたしは、喜びを言葉に表すことができない。

「樹君と白石たちが、お前には内緒にしてくれって。
披露宴はないが、この後、祝賀パーティーだとさ。
疲れたら直ぐ言えよ。
安定期に入ったとはいえ、大事な身体だ。
無理はするな」

雅樹にしっかりと腰を抱かれ、二人、バージンロードを歩く。



あたしの心は狂喜乱舞。



天にも昇らんばかりに、幸せに舞った。



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