君と繋いだ手


「包丁なんて持ったの何年振りだろう…」


トマトを切りながら呟くと、
拓巳が物凄く驚いた顔で俺を見た。


「…男の子だしね~…」


「まぁね…」


トマトを切り終えて
小皿にレタスとキュウリを拓巳が盛り付けてて、そこにトマトを飾るように言われた。


「はい、ありがとう!!」


いつの間にか
鮭を焼き終えてて
ご飯をよそってテーブルに並べた。

手慣れてる拓巳の行動1つ1つに驚いた。


朝ご飯を食べながら
昨日やった花火の話しをした。

線香花火を最後にやるのは切なすぎる!!
と拓巳が言い出して結構最初に全部やってしまった。


「最後はやっぱり
どかーんと派手なのにしなきゃ!!!」


見た目は大人しそうな拓巳だけど、案外おてんばな感じがした。


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