運命の恋~先生を抱きしめたい~
母が疲れ切った顔で座っていた。


「紅・・・ママの顔潰す気?」

母は頭を抱えて不機嫌そうにしていた。



お小言なら聞きたくない……



ニ階にあがろうとしたら




「紅、ちょっと待ちなさい。」




母が立ち上がった。


「今、紅の話じゃないだろう。
早く話進めてくれないかな。」



兄が母を座らせた。




「紅・・・座ってくれ。」


父が言った。




私は空気が張り詰めているのに
気がついた。



急に心臓がドキドキしてきた。
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