運命の恋~先生を抱きしめたい~
学校生活は先生が言ったように
楽しくなった。


先生として彼に
毎日会えるのは幸せだった。


先生はいつも通りで
何も変わらないけど


それでもよかった・・・・。


会えるだけで




それだけでよかったのに・・・・・・


「先生 さようなら。」



「明日までだぞ・・・・
数学の宿題、おまえだけだ未提出。」



「はいはい、明日必ず持ってきます。」



「何度も言うけどな、期限は明日まででも
こういうのは早くに出すと
評価があがるんだぞ。」




先生がそう言って話しかけてくれるから
私はいつもギリギリまで
数学の主題を出さない。



「さよなら、また明日ね~
先生~」




「わかってるのか?月城!!
まったく…気をつけて帰りなさい。」


彼の声が自分だけに
向けて聞こえるのが幸せだった。



 さよなら~先生


いつもと同じ 放課後だった・・・・・
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