運命の恋~先生を抱きしめたい~
彼女に襲いかかる悪夢
「さよなら また明日ね~
先生~」


紅が手を振って教室を出て行った。


「紅~~遅いよ~~」


紅に最近仲のいい友人ができた。


以前までの冷めた目で教室にいた
紅とは違い

最近は紅の周りにクラスメイトが
集まり始めていた。



真理子は冷めた目はしてなかったが
いつも隅の方で静かに見ていた。
引っ込み思案で結局
人の輪に入っていくことはできなかったのが
教師として残念だったから


紅には後悔する青春時代を
過ごしてほしくなかった。




紅が自分の言うことを聞いて
変わってくれたのがうれしかった。


紅の笑顔を見るようになって
男子生徒からも


「月城ってけっこう可愛いよな~」


なんて声も聞けるようになった。
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