運命の恋~先生を抱きしめたい~
心残りが増えていた。


琉仁から頼まれた言伝だった。


もしかしたら
大変なことになってるのかしら


学校にばれて
問題になってなければいいけど


琉仁が大丈夫だって言ってることを
つたえないと
錬が困るんじゃないかって……


でもそれを私から
伝えることはできない……



でも………



錬が・・・・
私のために戦ったことを
知ってしまったら……
伝えるのは私の役目




私はどうしたらいい?



今頃 錬は家に帰っている頃・・・・・




電話をしようか
なんて言おうか
私は迷いに迷っていた・・・・・


「あの先生 おまえのこと
めっちゃ愛してるんだなって俺は
感動した……だから……
殴られても感動した……」


琉仁は私にそう言って
目を潤ませた・・・・・・。


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