運命の恋~先生を抱きしめたい~
「錬!?」


私は強い力でひっぱられた。


「どこに行く?」



「あ・・・」

愛しい人の顔がそこにはあった。



「錬・・・・」



「紅が一人でいかないように
しばっておいた。
俺と・・・」


錬が自分の手首を見せて笑った・・・・。



「トイレか?」



「ううん……」



私は錬の胸に顔をうずめた。



「一人になっちゃって・・・・
錬を探してたの・・・・」



「それって夢?」


私はうなずいた・・・・。


「俺はここにいるよ。
ずっと紅のそばに・・・・・」


錬は私の頭にキスをした・・・・
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