キミとぼくとのあい言葉。【完】



サポートということは…「秘書」になれということ。

兄弟になる葛城の秘書なんか、おれにやる意味があるのか?


不要なら不要だとはっきり言ってくれればいいんだ。…回りくどい。



『僕は、葛城の秘書にはなりません。…この家から出て行きます』


葛城にこき使われるくらいなら、ここから出ていくほうがマシだ。

もともとこの家に未練などない。




それに…あの人を「お母さん」とは呼べそうにもないしな。


「‥そうか」


顔色一つ変えずに、おれに出て行けと言った。




『今まで、お世話になりました』



そう言い残して、桜庭家を後にする。




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