姫密桜
「母さん、俺・・・」

「マキ、迷いがあるなら
 今すぐ捨てなさい
 
 男なら、一度決めた事は何が
 あっても、やり遂げなさい」

『俺は男で、どうしても
 守りたいものがあるんだ

 その為に俺は、一秒でも
 早く、大人の男になりたい』
 
「サクラを、貴方の手で幸せに
 してあげたいんでしょう?
 
 だったら、誰に何を言われ
 ようと、白い目で見られよう
 と幸せにしてあげなさい

 貴方のお父さんのようにね」

「母さん・・・」
 
「マキ、貴方になら
 サクラをあげるわ

 大事にしてあげなさい」

槇は、黙ったまま頷いた。
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