姫密桜
「ううん
 その事は、今はいいの
 
 彼女とは今度二人きりで
 話そうと思う・・・
 
 話さなきゃいけない」

「サクラ、お前は・・・
 どう想った?
 
 真実を聞いて
 お前・・・」

不安げな槇の暗い声に
被せる、私の明るい声。

「マキ、今度の日曜日
 デートしよう?
 
 お父さんも私達の事
 許してくれそうだし・・・

 二人きりで過ごしたいな
 ねえ、いいでしょう?」

「ああ、いいよ
 どこ行きたい?
 
 お前の行きたいところ
 どこでも連れて行ってやる」
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