姫密桜
「マキ
 そんなこと言っていいの?
 
 私、お金持ってないよ」

「俺もないけど・・・

 何とかなる」

そう言って、槇は壁越し
櫂ちゃんの部屋を指差した。

「わあ、言ってやろう
 
 カイちゃん
 カイちゃんのお財布
 狙われて・・・」

私の唇を塞ぐ、槇。

「バカ、言うなよ
 デートしないの?」

「する」

私達は、笑い合う・・・

この時が

一生続けばいい。

でも、それは無理・・・
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