あなたへ。
家に帰ると電報が届いていた。父からだ。

――ユリア、入学オメデトウ。高校生活ヲ楽シンデクダサイ。父ヨリ


電報が入っていた筒を抱いている人形は笑っていた。

お父さん・・・

制服をハンガーにかけ、椅子に座る。

ふぅ、と落ち着いた。

初日は疲れる・・・

髪・・・切ろうかな。

肘ぐらいまである髪をなんとなくみてみた。

自分の髪の色が嫌い。

なのになんでこんなに長くまで伸ばしたんだろ?

決めた。ショートにしよう。今から。
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