秘密

もう、3時間がたった

でも、龍の様子は変わらない。

私は、目から流れる涙を拭きながら

ずっと、龍を見ていた

「りゅうっ…死なないで」

そう、言った時

龍の、まぶたがゆっくりと開いた

「りゅうぅッ…」

「…」

でも、龍は一言も言葉を出さなかった。

声も、出さなかった…





龍の意識が、戻って1時間後

私と親は別の部屋で医者と話している。

龍は、意識は戻ったけど障害があると言われた…

その、障害は海外で特別な手術をしないといけないと言われた

お母さんは、治るななら…と

海外で、手術をする手続きの仕方を医者に教えてもらい

そのとうりに、お母さんが紙に書いていた。

私は、龍が障害をもってしまった事を

まだちゃんと受け止められないよ…。

医者の、話も終わって

私は、親に帰るっと言って

白夜君が、待っている場所へと向かった
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