~ 桜 星 ~

そこに私の父が会場から出て来て

その子とその子の家族に挨拶して
私のところに来た。

父は私を見てびっくりしていたが
すぐに笑顔になり

「こっちだよ。
兄さんありがとう。
また後で連絡したら迎えに来てくれ」

「了解」

と言って兄と別れ
私は父と一緒に会場に向かった。

エレベーターに乗っているとき
ようやく父と会話をした。

「どう?父さん」

「似合っているよ。ただ前開いているぞ(笑)」

と言って私の胸元を直し

「足は痛くないか?」

「もう痛いけど
七五三の時よりは全然いいよ。」

「(笑)
そうか、母さんはもう見たのか?」

「家で見ているよ。
一緒に写真も撮っているよ。」

「そっか
式までまだまだ時間があるから
しばらく椅子に座っていなさい。」

「わかりました。」

と言っているときに
会場の階に着き
私は受付にむかった。

< 16 / 216 >

この作品をシェア

pagetop