二度目の初恋
「おつかれ。」
駐車場の壁にもたれて
叶多は立っていた。
「わっ!!!叶多!本当に待ってたの?」
「驚きすぎ。待ってるって言っただろ。」
私は目の前の叶多を改めて見てさらに驚いた。
2年前はあんまり変わらなかったのに
いつの間にか
叶多の背はかなり高くなっていたからだ。
「ね、身長…なんセンチ??」
「は?176くらいじゃねーの?」
「嘘!!…あたしまだ148センチ…」
さっきは座ってたから
わかんなかったんだ……
「ふっ…千智、お前相変わらずちっちぇのな。」
叶多が私を見下ろしていた。