二度目の初恋
「…それより!!何?!なんで急に?帰ってくるって?どういうこと?家はどこ???!!」
私は、一気に質問した。
「そんなにいっぺんに答えられねーだろ。とりあえず、送る。歩きながら話すから。」
そう言って叶多は歩き出した。
私も慌ててついていく。
「で。なんで帰ってきたの?」
叶多を見上げながら話すと、
「親父の転勤終わってさぁ、ばあちゃんの家がこっちにあるし、母さんが戻りたいって言ってたから。」
「そうなんだ。学校はどうするの?」
「あぁ学校は――――――……
この後の答えで
私はさらにびっくりすることになる。